動名詞って何だ! 動名詞の必要最低限知識(中学範囲)

動名詞

→動詞を名詞化したもの。つまり名詞。

 

<動名詞とは>

不定詞の名詞的用法と動名詞の役割は基本的に同じで「〜すること」と訳す。ただし、不定詞の名詞的用法は名詞“的”という名前の通り名詞ではないので、不定詞を前置詞の直後に置くことはできない。一方で動名詞は名詞と同じ扱いをするので前置詞の直後に置くことができる。動名詞は動詞を-ingの形にして表す。例えば不定詞だと「ピアノを弾くこと」は、名詞的用法を用いて“to play the piano”とする。一方、動名詞だと“playing the piano”となる。

 

<動名詞の役割>

動名詞は名詞と同じと考えてよく、動名詞は主語や補語や目的語にもなる。名詞なので前置詞の後ろに来ることができる。

動名詞が主語 Playing the piano is my hobby. 「ピアノを弾くことが私の趣味です。」
動名詞が補語 My hobby is playing the piano. 「私の趣味はピアノを弾くことです。」
動名詞が目的語 I start playing the piano. 「私はピアノを弾き始めました。」
前置詞直後に動名詞 Thank you for playing the piano. 「ピアノを弾いてくれてありがとう。」

 

<進行形と動名詞の区別>

動名詞は-ing形であることから進行形との区別が要求されることがある。S(主語)=-ingが成立したら動名詞として考える。下記の例文だと“my hobby”=“playing the piano”だが、“I”≠“playing the piano”である。ここで紹介するのは進行形と動名詞だけだが、動詞が-ing形を取るものとして分詞が登場する。

動名詞 My hobby is playing the piano. 「私の趣味はピアノを弾くことです。」
現在進行形 I am playing the piano. 「私はピアノを弾いています。」
過去進行形 I was playing the piano. 「私はピアノを弾いていました。」

 

<不定詞と動名詞のイメージ>

不定詞はto V、動名詞は-ingという形上の違い以外に以下のようなニュアンスの違いが存在する。
不定詞:未来のこと/1回限りのこと
動名詞:過去のこと/中断・反復すること

 

<不定詞を取る動詞と動名詞を取る動詞>

目的語を取る動詞の直後に来るものとして不定詞と動名詞があり、動詞の目的語として不定詞と動名詞を取るもの、動詞の目的語として不定詞しか取らないもの、動詞の目的語として動名詞しか取らないものがある。

①目的語として不定詞と動名詞を取るもの
like, love, hate, begin, start など多数

②目的語として不定詞しか取らないもの
want, hope, wish, plan, promise, learn, decide など

③目的語として動名詞しか取らないもの
enjoy, finish, give up, mind, avoid, *stop など

②と③については不定詞(未来のこと)と動名詞(中断・反復すること)のイメージで1つ1つ確認しておくこと。

*stopについて
stopは目的語を取る際は動名詞ですが、不定詞の副詞的用法がstopの直後にくるとややこしく感じるので、“stop -ing”と“stop to”の区別をきちんとしておくこと。

She stopped drinking coffee. (stopは動名詞を目的語にとっている)
She stopped to drink coffee. (stopの直後に不定詞の副詞的用法がある)

She stopped drinking coffee. は、「彼女はコーヒーを飲むのをやめた。」というように、drinking coffeeはstopした対象を示している(目的語になっている)。

She stopped to drink coffee. は、*「彼女はコーヒーを飲むために立ち止まった。」というように、to drink coffeeが不定詞の副詞的用法、つまりコーヒーを飲むためという目的を表している。

*余裕のある人は「彼女は立ち止まって、コーヒーを飲んだ」と前から訳せると綺麗。

 

<前置詞+動名詞>

動名詞は名詞なので、前置詞の直後に置くことができる。代表的なものは熟語になっているので覚えておくこと。

after -ing 〜した後で
*without -ing 〜しないで
be interested in -ing 〜することに興味がある
be afraid of -ing 〜することを恐れている
be fond of -ing 〜するのが好きだ
be good at -ing 〜するのが得意だ
thank you for -ing 〜してくれてありがとう
look forward *to -ing 〜することを楽しみにしている

*without saying anything 「何も言わずに」などは頻出表現。
*look forward to -ing のtoは不定詞のtoではなく前置詞のtoなので原形の動詞ではなく名詞(動名詞)をおく。

 

<目的語が不定詞か動名詞かで意味が異なるもの>

rememberとforgetは目的語に不定詞も動名詞も取りますが、目的語が不定詞か動名詞かによって意味が決定的に異なる。不定詞は「未来のこと(これからのこと)」、動名詞は「過去」というイメージを持って考えると簡単に解決する。

・remember
remember to (これから)〜するのを覚えている
remember -ing (過去に)〜したことを覚えている

rememberは「を覚えている」という意味で、目的語が不定詞だと「未来のこと」なので「(これから)〜するのを覚えている」という意味になる。一方、目的語が動名詞だと「過去のこと」なので「(過去に)〜したことを覚えている」という意味になる。

Please remember to study English. 「英語を勉強することを覚えていてください。」
I do not remember meeting you. 「私はあなたに会ったことを覚えていません。」

・forget
forget to (これから)〜するのを忘れる
forget -ing (過去に)〜したことを忘れる

forgetは「を忘れる」という意味で、目的語が不定詞だと「未来のこと」なので「(これから)〜するのを忘れる」という意味になる。一方、目的語が動名詞だと「過去のこと」なので「(過去に)〜したことを忘れる」という意味になる。

Do not forget to study English. 「英語を勉強することを忘れないでください。」
I forget meeting you. 「私はあなたに会ったことを忘れました。」

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