生物基礎ゴロゴ(信定邦洋) レビュー&質問
 
一部更新しました。(11/8)

受験業界では有名な、古文単語ゴロゴを筆頭とするゴロゴシリーズに待望の「生物基礎」が11月2日(月)に出版されました。そのレビュー記事です。 初版購入特典として、信定先生の講義も観れるようになります。

信定邦洋
スタディカンパニー
2017-11-02



「生物基礎ゴロゴ」は、個別指導Axisや医学部予備校富士学院などで講師を務める「信定邦洋」先生が著書の本となります。この記事の後半部分では、当サイト管理人ふりこや、事前に一般公募した生物の勉強法に関してや、本についての質問を信定邦洋先生に聞いていきたいと思います。まずはレビューからです。
 


「生物基礎ゴロゴ」レビュー

ゴロゴシリーズでもちろん「ゴロ覚え」。試験対策への即効性と効率性があり、基礎~センターレベルまでを網羅しています。楽しいゴロで重要項目を楽に覚えられるため、直前からでも十分効果が得られます。各章の末部には章末問題、本書末部には一問一答があり、学習した内容をしっかり確認できます。
 
・目次

生物基礎ゴロゴの目次は以下のようになっています。先にも述べた通り、第一章~第五章でゴロと重要事項を学習し、章末問題で復習、5つの章を終わらしたら、一問一答で再度復習できる構成となっています。
 
第一章 生物の特徴
第二章 遺伝子とその働き
第三章 生物の体内環境
第四章 バイオームの多様性と分布
第五章 生態系とその保全
一問一答
ゴロチェック
索引
 
・本書の中身について
 
 本書の中身について、実際に本の最初のほうにある「本書の使い方」のページを以下に画像として添付してあるので参照してください。(*著作権に関して、著者から掲載の承諾を頂いております。)ごろ合わせ、イラスト、解説、図表、用語解説、補足・豆知識で構成されています。詳しくは、画像のほうを参照してください。

生物基礎ゴロゴ




・本書の概要について
 
この本は古文単語の語呂合わせで有名なゴロゴと言う参考書の生物基礎バージョンで、特徴はやはりなんと言っても暗記が楽になる!ということです。
 
この本のいいところは
・暗記事項がゴロ+イラストとしてまとまっていて、暗記しやすい
・暗記するものがゴロペースなので、その気になれば90分ほどで一周できる
・途中途中に挟んであるコラムもしっかりしている
という感じで、生物基礎の暗記事項は馬鹿にならないほど多く、それをサクッと乗り越えられることは非常に受験生にとっては有り難いでしょう。
 
生物は暗記じゃない!と思っている強者もこの中にいるでしょう。それは確かにその通りです。断言いたします。ですがそれは生物を好きになった方と、強烈に教えるのが上手い先生に当たった方限定の楽しみです。でも、そのような人にもこの本は役に立ちます。学校の定期テストに対してはやはり暗記のパワープレイが必要な時があります。こんなときにもこの本は使えるでしょう。
 
結論、本書の使用対象者は以下の通りになります。
生物基礎選択者:暗記の地盤固め、センター対策
生物選択者:定期考査対策、基礎事項徹底

 
私的にはこの本のコンセプトは素晴らしいものだと思います。この本は暗記事項の強化という点では比類なき参考書です。この本は生物を学ぶ上での「面倒くさいように思える暗記」を簡単にしてくれます。それは上記の通りですが、欠点として、生物学的な論理力や考察力についてはこの参考書頼りでいることはできません。いま、入試生物学はどんどん「生物学的な考察力」に重きをおき、やたら細かい知識は不要になってきています。実際、その改革のフロントラインに立っている教授とも話をしており、その動向は間違いないです。知識をつけたらきちんとそれを運用する時間が必要だということです。入試に関して言うなればその点は、ほかの参考書や過去問で補いましょう。
→参考:生物 勉強法×参考書
 
・本書を使った勉強法
 
できる限り素早く反復すること、これに尽きると思います。古文単語ゴロゴと一緒です。何度も言っていますが、この参考書はゴロベースであるので極めてスピーディーな勉強ができ、辛くないのが良いです。ですがこれだけではイマイチよくわからないかもしれませんので、具体的に説明して行きます。
 
⒈まずゴロの中身を理解しながら2、3周唱えてみる。
⒉ゴロが意味している生命現象を、解説を見ながら理解しようとしてみる。この時、お絵かきをすると、理解度は格段に上がると思います。
⒊一気にゴロを覚えにかかる。
⒋8割くらい覚えたらセンター試験なり、問題集なりを解いて知識の確認を行う。
⒌スキマ時間に一周30分ペースで復習すると、いい感じに知識は定着すると思います。特に忘れてしまいがちな、おっさん(≒素晴らしい生物学者たち)の名前とか、バイオームを構成する植物種については、気をつけるといいと思いますし、この参考書の強いところです。
⒍ ④、⑤を繰り返しつつ、「全ての暗記事項が生物の中で起こっている」ということを忘れずに、知識のイメージング、メンテナンスを行い続ける。この時は以前紹介したような問題集を使うだとか、教科書を読み込む。

→参考:生物 勉強法×参考書
 
全ての生命現象には適者生存という自然選択をくぐり抜け、「変化を伴う継承」が行われるに値する合理性が潜んでいます。時には至近要因を、時には究極要因を考えてみることも、あなたの学力を爆上げする一つの鍵となるでしょう。知識を一方面からとらえずに、さまざまな生命現象と繋げてみることって、大切ですし何より面白いですよ!
 


特別企画「信定先生に質問!」

このコーナーでは、生物基礎ゴロゴ発売記念として、著者の先生に生物の勉強法や本のことについて質問していきます!

ふりこ
「信定先生、こんにちは。本日はよろしくお願いします。」

信定T
「こちらこそよろしくお願いします。」

ふりこ
「受験の定番でもあるゴロゴシリーズに生物基礎ゴロゴが登場するということで、受験生としては非常にありがたいものだと思います。本書を書くに至った意図や想いなどがありましたら教えてください。」

信定T
「私は生物の他に英語なども塾で教えていたのですが、英単語の暗記で困っている生徒のためにゴロ合わせを使って英単語を教えていました。生徒からの評判もよく、単語暗記が苦手な生徒でも楽しみながら英単語を覚えてくれました。中には、センター試験で満点(筆記200点+リスニング50点)を取った生徒もいます。

私自身、高校生の時にたくさんの英単語をゴロ合わせで覚えた経験がありましたし、ゴロで覚えた英単語は十年以上たった今でも忘れることなく鮮明に覚えています。そのため、このゴロ合わせという強力な武器を生物でも何とか活用できないかと思い、オリジナルのゴロ合わせを作って授業で使うようになりました。その結果、生物が苦手な子でも成績がグングン上がっていきましたし、何より楽しみながら生物を勉強してくれるようになりました。

そこで、このゴロ合わせを生物の勉強で苦労している多くの人たちに活用してもらいたい、生物という科目を好きになってもらいたいという思いから、生物基礎ゴロゴの出版を決意しました。」


ふりこ
「本書は定期考査・センター(受験)対策ということですが、生物基礎選択者の高3生の取り組む時期や取り組み方、高1,2生が取り組むときの取り組み方などについて教えてください。」

信定T
「取り組む時期は早いに越したことはないのですが、ゴロ合わせとイラストにより短期間で効率的に覚えられるように作っているので、高3の冬からでも間に合うと思います。ただ、これはどの参考書でも言えることですが、参考書を読んで終わりではなくその後に問題集や過去問等で演習していくことが必要なので、早めに取り組んだほうがより効果的です。

また、高1、高2の方は、学校の定期テストや実力テストの対策として大いに活用していただければと思います。生物基礎ゴロゴを活用することで生物の勉強時間を短縮することができるので、その分空いた時間を他の教科に回すことができるというメリットもあります。」


ふりこ
「生物基礎はセンター試験がメインになると思いますが、先生おすすめのセンター試験過去問の取り組む時期、取り組み方などはあるのでしょうか。」

信定T
「本格的に過去問や予想問題に取り組むのは2学期以降でもいいと思います。ただ、現時点での自分の実力を把握し弱点を知るという目的で早めに何年分か解いてみるのもありだと思います。

まだ基礎ができていない人は、いきなり過去問や予想問題を解くよりまずは生物基礎ゴロゴで基礎を固めてから取り組んだほうがよいでしょう。また、過去問演習で間違えたところはゴロゴでしっかり確認しておくようにしてもらいたいです。

それと、これはセンター過去問・予想問題に限った話ではないのですが、間違えた問題は出来るようになるまで何度でも繰り返し復習するクセを付けてもらいたいと思います。それなりに勉強しているにもかかわらず思うように点数が伸びない人のほとんどは、復習不足が原因です。専用の「復習ノート」を1冊用意してそこに書き込んでいき、定期的に見直していくのもおすすめですよ。」


ふりこ
「最後に、生物基礎ゴロゴを手にした受験生に対して、生物・生物基礎の勉強に関してアドバイスなどがあればお願いします。」

信定T
「生物基礎ゴロゴで勉強する際は、ゴロを何度も繰り返し口に出して音読することをおすすめします。音読することにより目だけでなく口と耳も使って覚えることができるので、より記憶に残りやすくなります。

また、重要語句は赤シートで隠せるようになっているので、ある程度覚えられたら赤シートで隠して重要語句が覚えられているかチェックしてみてください。本文だけでなく、図や表、グラフの中の重要語句についても赤シートで隠せるようになっています。

それと、ゴロ合わせ全チェックのページも用意しており、こちらはゴロ合わせの一部が赤文字になっているため、ゴロ合わせ自体が覚えられているかどうか確認することができます。

さらに、ゴロ合わせに対応した章末のチェック問題や巻末の一問一答も充実しており、これらを活用することでより効率的に学習することが可能です。

最後に、生物基礎・生物を学習している生徒の皆さんに一番お伝えしたいのは、生物の勉強を大いに楽しんでもらいたいということです。「好きこそ物の上手なれ」ということわざもあるように、好きなこと、興味のあることは自然と上達するものです。

生物基礎ゴロゴは、ゴロやイラスト、豆知識やコラムなどにより楽しみながら勉強してもらえるよう工夫して作りました。この本で生物という教科を好きになってもらえると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。」

ふりこ
「こちらこそありがとうございました。生物・生物基礎選択者は是非参考にして下さいね。」



信定邦洋
スタディカンパニー
2017-11-02